2017年12月13日水曜日

貴乃花の目指すもの

悪いのいいのって報道がコロコロ。
口を開かないんだから全てが推測。

やりましたという加害者の供述のみなので反省とか謝っているなどで好感を持てば悪者。
何も言わないのは理由があるとか現役時代の相撲の様子が全てと評価をすれば善者。
まあ、そんなところか。

この問題は;被害者、加害者の話が出揃ってから全てを判断するのがマトモだろう。
相撲協会はなぜ被害者の話をそんなに急がせるのか。
被害者がどんな被害にあったのかを証言しなければ進まない。
問題の解決が伸びるって困るんだろうか。
組織としては前に進みたいということだろうか。

これは相撲協会の関係者が起こした刑事問題という意味はなんだろう。
犯罪の全て司法が裁くのは公平性だろう。
つまり、相撲協会がこの犯罪に対して事情を知ったところで裁けないだろう。
しかし、報道などで適当にいい、悪いを判断されればそれが世間の裁きになる。
何れにしても協会も報道も裁けない犯罪を裁こうとしている。

裁けるのは司法だけだと貴乃花は信じている。
この点で協会も報道も追いつかない社会の裁きがある。
その裁きに則って、報道も協会も事件の真実を裁判の結果で判断すればいい。
これが貴乃花の考えだろう。
正論を考えると貴乃花はこの問題を単純な判断をしている。

もう一点は被害者の問題。
大きくは供述。
残るは心身の被害。
これって外傷についてはよく話題になるが、それ以外の被害は大きい。
この辺をうやむやにというのが一般的。
最近はパワハラだけでも問題になる。
つまり傷害を伴うパワーハラスメントによる精神障害といったところだろうか。
傷害はあくまでもこの犯罪の一部という捉え方があるだろう。

当然、貴乃花は弁護士に相談しそれらが塗り替えられないように慎重に進めているだろう。


相撲プロレスなることを容認している協会役員を信じられないのはわかる。
公益法人なのに大繁盛のことしか頭にない組織の運営者たちを信じろというのは間違え。

なぜ、相撲協会が公益なのかを考えれば利益ではなく「文化の継承」。

モンゴル文化ではなく、日本文化だというのは明白。


モンゴル力士の言葉は親方から言われたままのコピーだ。
心からこれを理解している訳では無い。
朝青龍ではっきりしている。
育った文化がモンゴルだという事実を日本文化に転換させることなんて出来ない。
とかく、日本人は外国人が日本語を話すだけで感動する単純な感覚がある。
まあ、語学音痴というか劣等感かもしれない。

今の大相撲とやらを推し進めていきたいのなら、
株式会社相撲レスリングを作って興行をすればいい。

付け足すと、日馬富士の引退はどうなんだろう。
企業はこのような犯罪者は懲戒免職がある。
相撲協会は引退してしまえば不問。
隠蔽体質なのは歴然だろう。
そんな協会で勝手に裁くことはどうだろうか。

1 件のコメント:

  1. 同感です。このままでは、相撲協会が残す日本文化は「うやむや」にすることだけになってしましそうです。とかく世間一般と違う常識で動いている角界ですが、真理はそんなに違わないはずと思いながらこの件を眺めています。

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