2016年1月7日木曜日

国民年金と生活保護

生活保護世帯が増えているらしい。
当然だろう。

国民年金じゃ夫婦でも15万いかない。
預金を取り崩しながらギリギリ生活ってのがパターン。
運良く厚生年金を受け取っていれば多少は楽だろう。
実際、年金生活者になってわかったのは、医療保険には入っておけ。
できれば養老保険のようなものも入るべき。
年金生活者になって10年が大変だと思う。
今までサラリーを貰っていた生活を年金だけにする切り替えが難しい。

例えば、夫婦で一人が病気になったとすると、もう国民年金だけでは無理。
一週間入院すれば高額医療保険対象で最低でも4万以上だろう。
実際は入院にかかる経費もあるから一人分の年金はなくなる。
あとはひたすら預金を取り崩すしかない。
何度か入退院を繰り返せばかなり厳しい状況になる。

その場合、生活保護申請して認定されれば多少の改善が見込める。
年金の代わりに生活保護費を支給されることになる。
医療費は原則無料。
これでやっと人間らしい最低限の生活が出来るかもしれない。
生活保護を受けたことがないのでわからないがそのはずだ。

私の知り合いで、旦那が病気になって離婚した方がいる。
離婚の理由は生活保護受給のため。
アパートを借りて独り住いになって申請し生活保護を受けた。
これはもう究極の選択だろう。
離婚をして全財産を奥様に託し、自分は無一文で単身アパート暮らし。
家族愛というか身勝手というかはわからないが理解できる。

問題はそういうことだ。
年金生活者になり平穏ならいいが世の中そう計算通りにはいかないこともある。
そのための生活保護制度なんだろう。
それが年々増加、つまり困窮者が増えている。
ひとえに政治が悪い。
だけど、生活保護制度も政治の手法かもしれない。
年金を増やしたところで同じことだろう。
それより本当に困窮している方に生活保護という名目で援助。
それがまともなら立派な政治とも言える。

昨今、生活保護申請を手伝い貰えるお金を搾取する悪質な輩がいる。
病院の生活保護斡旋で生活保護者になり過剰な薬を飲まされるとか。
簡易宿泊所で生活保護の前取りをするなどなど、許しがたい。
これらは厳格に取り締まった欲しい。
古くてもいいから安いアパートを確保するとか、行政も考えることがあるだろう。

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