2015年6月17日水曜日

低金利の本当の理由

低金利は銀行破綻の副産物。
かつては銀行が金を貸して独り占めだった。
その部分を自由化する。
世の中は少しの安全金利でお金を塩漬けにしている。
銀行はそれを自分のお金と勘違いする。
安全な運用を考えるだけで安全な時代は大昔に消え去った。
バブル以降、安全というタガが外れて次々に不良債権が増えてしまった。
つまり、金融機関の破綻がおこりそれを国民の税金で尻拭い。
国民は銀行に預けたお金を担保保証の代わりに収入からどんどん吸い上げられていた。
お金は自分の意思ではないところで回る時代だったわけだ。

そのリスクはどんどん増加する時代になりついに銀行は預金金利をつけなくなった。
つまり、運用は自己責任でという時代になる。
その選択が正しいか、誤りかで元金保証はなくなる。
つまり金融の自由化ということだ。
低金利が続けばリスクを抱えながら本人の意思で運用することになる。
これが低金利の本当の理由だろう。
まあ、景気がどうのというがそれは違う。
塩漬け預金が減れば資金が潤沢になる。
金融機関は安全安心な融資しかしなくなる。
これじゃあ国は滅びる。
不安全、不安心なところに真の経済成長は存在する。
ハイリスクハイリターン。ノーリスクノータリンなのだ。
ざっとこんなところだろう。
何れにしても国策が優先しているので金利が上がれば安全を人間は選ぶのが人情。
なんの手間もなくただ、預金していれば増えるのは理想なのだ。
景気なんて全然良くなっていないがノーリスクノータリンじゃあ実質目減り。
物価はちゃんと上がっていくからだ。
少なくても物価上昇より1円でも増やせて初めて預金として成り立つ。
経済循環とはもっとも自由な世界だと思う。
リスクより計画の適正を見抜けばいいだけ。
個人じゃあ無理でしょうね。
今や政治でも動かせない。
なぜなら、経済はワールドワイドになったから。
ちっちゃな器じゃあ話にならない。

世の中低金利にして預金などを減らして資金を回して今はしのいでいるだけなのだ。
いずれはこれも破綻する。
それは人口の減少や高齢化などどうすることもできない要素があるからだ。

0 件のコメント:

コメントを投稿