2014年6月27日金曜日

ドクター中松 中松義郎 前立腺導管癌

発明家として、政治家候補として有名な彼が余命2年余りということで記者会見。
彼が特許を取った数々の発明品はあまり実用されたモノがあるとは思えない。
あるいは、数々の選挙に立候補をするものの泡沫候補という印象が強い。
しかし、テレビなどに多く出演したり独特の世界観はなかなか浮世離れしていて面白い。

彼が患った前立腺導管がんとはどんなものか。
私の単純前立腺がんとちがうものなのか。
色々調べると前立腺とはかなり複雑な器官でわかりにくい。
単純に膀胱から尿管までの導管の他に精子を前立腺内で作った液と混合して精液を生成し射出する導管を2つ持っているようだ。
前立腺内部は内分泌液をつくり合成する働きがホルモンで行われているらしい。
がん化に男性ホルモンが関わっていることから遮断すれば癌は縮小する。
腺癌といわれる癌は大きな塊になるより広がる性質の癌のようだ。
つまり、転移していく性質で転移により重度が大きくなる。
癌自体は進行が早くはないが見つけにくかったんだろう。
いまは血液検査でPSAマーカーの値を調べることで早期発見が出来る。
転移がなければ前立腺全摘、放射線外部照射で根治を目指す。
私の場合も同様で現在はPSAマーカーは限りなく0という状況。
これは根治かといえば10年程度の監察が必要だと言われている。

ドクター中松氏はもはや腺癌が原発の前立腺から転移が認められるということだろう。
付近の臓器や骨盤などへの骨転移などから全身へ広がる。
父の場合は膀胱転移で腎臓からの尿管が癌でふさがり腎不全になった。
もっともそれには10年程度以上ガンが拡散していった結果だと思う。
中松氏がどのような転移から余命2年なのかは不明。
しかし、転移していても内分泌療法(ホルモン遮断剤)と外部照射でPSA値がほぼ0になる方の報告もあり前立腺がんはかなりの治療成績だと思う。
彼の余命も伸びる可能性が高いかもしれない。

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