2014年4月23日水曜日

腹腔鏡手術の危険性

千葉がんセンターで膵臓他の腹腔鏡手術で3人死亡
東京新聞サイト
最近、盛んに行なわれている腹腔鏡手術。
メリットは患者の肉体的負担が少ないこと。
これは医療でもっとも重要な要素だしそれを心がけて治療法を決定するのが現代の常識。
開腹手術はとても患者の負担が大きく手術後後遺障害の可能性も高い。
ひとつは手術時間が長いことだろう。
また、開腹手術となると切開部分の治癒に体の負担が大きいし時間も掛る。

半面、危険は増大する。
執刀医にかなりの経験が必要な事。
経験とはつまり人体実験を意味する。
医学の進歩の為、医師の技術水準を上げる為、色々大義名分はあるだろう。
なぜ、危険なのか。
素人でも判る事は患部や内部組織の視野。
つまり見える範囲が非常に限定され、見える角度もあらゆる方向ではない。
これで判断出来るのは相当な実例を見なければ判らないだろう。
これとて、執刀医の想像の部分がないとは言えない。
実際、隙間から覗く様な視界の中でロボットアームを操作して詳細な施術をする訳だ。
当然、立体感などというものはない。
ディスプレーに写るのは平面画像な訳で、開腹術で目にしている患部とは大違いだろう。
こんなことは素人でもだいたいわかる。
いくら、詳細な画像でも実際に眼で確認するのとは全く違うだろう。
平面で観察した物体の面積を知る事は推測したものしかない。

単純に「あなたに負担の少ない方法」で腹腔鏡手術を説明されれば誰でも先進医療は素晴らしいということになる。
あなたに選択する、あるいは疑うなどということは頭をかすめる事しかないだろう。
医療の進歩はほとんど人体実験で得られたものなのだ。
そしてあなたはその実験の一つに過ぎない。
大学付属病院などで、若い医師が技術習得のために行なう可能性は否定出来ない。
それが病人の義務なのか。

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