2014年3月27日木曜日

山中湖の生活環境 秋から冬

平成16年3月に山中湖村都市計画マスタープランが公示されている。
生活環境とは物質的に住み良い地という大雑把な概念。
あるいは日々の満足感や充実感など精神的満足もあるだろう。
対岸のガストから観た我が家

私が半年間通って感じたこと。
当然、全貌を理解している訳ではなく半年で7回程過ごしたインプレ。
東京に澄んでいるので自然とか空気感とかバックボーンになる部分は100%満足。
つまり、富士山があって、湖があって木々があってなどなど全てで東京を上回る。
意外だったのは冬季の季節感。
過去には3月及び7-8月しか行ったことが無かったので冬季はとても過ごす地ではないと思っていた。
これが逆に冬季こそ素晴らしい気分が味わえると感じた。
もちろん、スキー場など目的がある訳でもなく、その環境に居ることが気持ちよかった。
一つは富士山があまりにもクリスタルだった。
湖面は雪氷がところどころありこれまた絶景の演出がされていた。
ファミレスやショッピングセンターがあるにも拘らず、非常にクルマは走り易くなんだか別世界なのだ。

ラッキーにもショッピングセンターは私が行き始めた頃にオープンした。
確かに、今回初めてスタッドレスタイヤを装備したことへの安心感が大きい。
実際、氷結路を走っても問題なかった。
全く、クルマが居ない訳ではなくとても適当に走っている間隔がいい。
1957年の山中湖畔

山中湖は子供の頃の記憶とは全く違って山、湖、田んぼ,畑の中、林の中にある東京の街みたいな気分というか不思議な場所になっている。
この感覚が独特の観光地とも思える。

馬鹿げた騒々しさはなく、冬の花の都公園のクリスタルライトアップとか整然とイベントが開かれそれなりに人々が集まり楽しんでいる様子。

これって何だろうと考えたが、それはその会場を一歩出ると大自然に戻るタイムスリップというか場面展開が未体験ゾーンだった。
それがイベントの余韻と強く残す効果になり想い出深くなる。

このまま住み続けたいと思う様な環境があるのは都会と同様な生活が出来ることだろう。
都会生活を大自然の環境でしているだけなのだろう。

前述のマスタープランでは湖畔の環境保全についての不満が70%近い。
住民に取って湖そのものへの執着があるのも好ましい。
山中湖の水質に半数以上が不満をもっているようだ。
山中湖は水深が最深部で13M程度と浅い。
普段は澄んでいると思うが時々濁る。

つまり、推定にヘドロ状の堆積がある程度進んでいると感じる。
濁っても悪臭がある訳でもなく間もなく収まるがマリモの減少など不安だと思う。

年間400-500万人が訪れる観光地としての魅力。
但し、宿泊比率は3-4割で150-200万程度とある。
あるいは別荘、マンションなど避暑地というか避都市地としての魅力。
当然、豊かな住民生活としての魅力。
その3つを充実させるということだが、ことさら観光客を増やすことでは無さそうだ。
現状の規模で時代に相応しい観光地であり続けることだろう。
富裕者層が満足出来る環境づくりが目標のようだ。
徐々に住み続ける方も増えているとのこと。
避暑地が気に入り住居地になる現象は高齢化社会そのものかも知れない。

宿泊収容数(キャンプ場含む)は2万程度。
マンションや別荘、寮保養所が5300軒,17300室、4万人程度収容。
やはり別荘が4200軒と多い。
マンションは39棟で2800室のようだ。
一般宿泊施設(旅館など)より所有型宿泊施設の方が圧倒的に多い。
但し、稼働率からいえば所有型は1ヶ月程度滞在だろう。
まあ、稼働率は1割程度のようだ。

対岸のホテルには連日、女性や台湾など外国のツアー客がいっぱいいる。
現在は増加していると感じる。近年、スポーツ合宿などの利用者が減っているらしい。
勤労者数の減少というか少子化の影響かもしれない。


村民は5000人程度なので夏季シーズンは人口以上の観光客のようだ。
これから夏に向けて人が増え、活気が出て来るだろうが私に取ってはやや心配。
このままの環境が素敵なのだ。
必要十分な都市空間と最大の自然環境が保たれるように願っている。

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