2014年2月25日火曜日

徳田虎雄さん 徳州会 離島医療



日本経済新聞のウエブ版に彼の特集。
あえて、若い頃の彼の姿を拾ってみた。
現在、75歳で難病と闘っている。

一読して、彼の理念は幼児体験で離島医療の貧しさだと知った。
医療設備や医師が離島では当たり前だったと言うか今でもそうかも知れない。
つまり、医療には資金調達が必要なのが経済原則になっているようだ。
個人的には医療は平等の精神が彼の理念であり理解出来る。
その実現、つまり命の重さの平等は誰が保証するのか。
国民皆保険でも判るが日本国家は保険制度で平等に診察が受けられる制度を整えた。
医者の集まりである日本医師会はどうか。
これが日教組並みのレベルで人権より金権社会を目的としている。
つまり、保険制度を利用して過誤な医療を人口集中地域に形成し莫大な利益追求。
ますます、医療過疎を進め、本来の保険制度を悪用している。
悪いのは「医者」と「日本医師会」に他ならない。

それを敵にして徳田氏は離島医療を目的の組織作りをした希有の人物だと思う。
つまり、医療には資金を得る為の地域とその資金を投資する地域というリンク形成。
資本主義社会で医者が出来る最善の方法を編み出し実現したまさに「あかひげ」。
彼は資金が必要な地域にバラまく為に搾り取れるところで最大限搾り取る手法。
小さな病院だとして、金持ちの患者さんから必要以上に診察料を取り、貧乏人には診察料を取らない様な人格なのかもしれない。
 当然、医師会や医師を送り出す大学などからは反発を受けた。
それは日本医師会が厚生労働省などに重箱の隅を突っつく様なチクリで病院建設など横やりを入れていたのも事実。
あるいは志しある医師、才能のある医師を送り込んでは来ない学閥など。

これを打破するには政治家にならなければということから狂いが生じ始める。
政治家になるには理想論は通らず、金権選挙を選ばなければならなかった矛盾。
国民、あるいは地域民は困ったら政治家の責任だがその政治家を選ぶ責任を果たしていない。
彼の出身地、徳之島の選挙区は奄美大島全域で徳之島の「あかひげ」は選挙に勝てない。
これが間違えの始まりで次々と金権に走る結果、最後は都知事選の資金で足が付いた。
これは東電病院の売却がらみだったようだ。

まあ、全国で66の病院を束ね、遠くアフリカやブルガリアのソフィアまで病院を開院。
その偉業はひとりの医者としてではなく、命の重さは平等のフロンティアとして評価されるべきだったのに、結局、金権医療の最先方になったのは皮肉。
貧困の離島出身者が努力して築いた理念はとんでもない結果になった。
彼は現在ALSという難病でほとんどの筋力を失い、それでも頑張っているそうだ。

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