2013年11月9日土曜日

関東大学ラグビーリーグ戦グループ 下克上

関東学院大学は今季2部に陥落し現在5勝で入替戦目前。
入替戦に出場し1部チームに勝たなければ来季も2部という厳しい状況です。
1部と2部は明らかにモチベーションが違います。
1部は大学チャンピオン目指し切磋琢磨してチームを作り上げなければならない。
2部はひたすら1部目指して努力あるのみ。
しかし、入部してくる新入部員の高校時代の戦歴は明らかに違います。
相当、選手の努力と指導者の力が必要な訳です。
数年2部で燻ると増々状況は悪化します。
チーム内の上昇モチベーションと新入部員の質共に下がる訳です。
関東学院大学が1部復帰するチャンスは今年が最大だと思います。
1部時代に入部した選手がまだたくさん残っているから。
2年前には全国大学ラグビーでベスト4まで上がりたった1シーズンで2部落ち。
まさに奈落の底に落ちた状態です。
この責任は色々言われますが選手のひたむきさだと思います。
やはり、努力したチームは報われますが選手がそれを怠れば結果は最悪。
それがリーグ戦のもっとも過酷な試練な訳です。

今季はシーズン当初、3.4年でチーム作りを始めました。
しかし、春オープン戦終盤になり、それらの選手が外され1.2年主体の経験の浅い選手でチームを作る様になりました。
たぶん、3.4年生に自覚の足りない空気が蔓延し暴走し始めたんだと思います。
指導者もかなり我慢をしたと思いますが背水の決断をしました。
前年度は決断が遅れチーム作りが間に合わなかった結果、全敗。
今季は早々に決断した結果、経験の少ない選手のチームですが2部で負けていません。
ココまで来ると残りを突破して入替戦の期待も膨らみます。
しかし、若いチームですからどんなことが起こるかまだ判りません。
なんとしても入替戦に出て勝ち抜くしかないのです。
あとは、2年生でも2年、1年生は3年間経験出来ますので相当なチームになることでしょう。

今季のリーグ戦は昨季までの東海大学の不振が明らかです。
変わって、中央大学の大躍進です。
両チームとも歴史のある素晴らしいチームですから本物でしょう。
中央大学の監督は松田雄さん。
懐かしいですねえ。
中大を盛り立て低迷しているチームを支えた選手。
東京高校出身で高校日本代表だった方ですね。
開幕5連勝は41年ぶりだそうです。
しかも、失点が少ないディフェンス力のあるチームですからそうそう崩れません。
これも他校出身のコーチを招聘して強化した結果です。
流経大学も5連勝でいよいよ2チームが雌雄を決する試合が近づいています。

不振の伝統校法政大学が東海大学を撃破したのも素晴らしいですね。
法政大学の今季はいいところまで行くが勝てない試合が続いています。
しかし、東海大学を26-15で破ったのは立派です。
残り試合は拓大ですがこれも突破して欲しい。

昨季、関東学院大学と再開争いをしたこれも伝統校の大東文化大学。
拓大、法政大学を破り2勝で残り次第で上位校も夢ではありません。
となると拓大、立正大学あたりが入替戦にくる可能性が高いです。
関東学院大学が1部に復帰するにはあと1勝以上してこの両校のどちらかに勝たなければなりません。
若いチームですから調子が上がれば爆発するかもしれません。
関東学院大学は大学選手権で5回優勝の名門だと確信しています。
是非、また大学選手権での優勝を願っています。

0 件のコメント:

コメントを投稿